「石の中の宇宙」挿絵を担当させていただきました☆
美しい日差しが入ったり急に曇ったり、時おり風の強く吹く午後になりました。皆さまいかがお過ごしですか？私は何だか最近、毎日やることがたくさんあって、にょきにょき大きくなるグリーンの世話をしながら、何でか行くことになったり、何でかお会いすることになったり、させていただくことになったりするお仕事に導かれるようにコトコト過ごしています。よろよろしていますが、その中で新しい素敵な出会いや懐かしい大好きな人たちとのやりとりもあって、皆さまに支えて頂き、本当に有り難く思っています。
さて、本の挿絵のお仕事をさせていただきましたので、ご案内させてください☆
『石の中の宇宙』（永井明彦著、銀の鈴社刊）
小人が出てくるファンタジーだけど子供は出てこず、陶淵明の「桃花源記」をモチーフに現代の桃源郷を描かれた、作者の永井さまの哲学がぎゅっと詰まった読み応えある作品です。この夏、どうにも何もできない時に、読ませていただいてはこの本の言葉が傷を治す手助けをしてくれました。私は表紙、扉絵とカットを描かせていただきました。なかなか描き出せなかった暑い日に、庭で途方に暮れていたらふんわり飛んできてくれた蝶々を見て、「・・よーし！」と描いたカットを背表紙に使って頂き、お気に入りになりました。もし興味のある方は、ぜひ見てみてください☆
